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これは第一原理分子動力学プログラムSTATE Senriに関するWikiページです。
STATEとは †
Simulation Tools for Atom TEchnology (STATE)は、密度汎関数理論に基づく第一原理計算分子動力学プログラムです。
千里(Senri)丘陵に位置する大阪大学森川研究室をはじめ、様々な開発者の手により開発が進められています。
STATEでは、平面波基底と擬ポテンシャルを用いることにより、全電子計算と遜色のない精度で効率的な計算が可能です。
STATEを用いると以下のような計算ができます。
- 電子状態の最適化
- Davidson法
- Direct inversion in iterative subspace (DIIS)法
- 電子状態の解析
- 波動関数
- 状態密度 (Density of states, DOS)
- 原子軌道に射影した局所状態密度 (Atomic-orbital local density of states, AOLDOS)
- 波数分解した局所状態密度 (k-resolved AOLDOS)
- 構造最適化
- Quenched molecular dynamics法
- Generalized direct inversion in iterative subspace (GDIIS)法
- 射影した局所状態密度(Projected density of states, PDOS)の解析
- 反応経路探索
- Nudged elastic band (NEB)法
- Climbing image nudged elastic band (CINEB)法
- 分子動力学シミュレーション
- Microcanonical ensemble (全エネルギーが一定)
- Nose-Hoover法 (canonical ensemble、温度が一定)
- Blue moon ensemble法
- Metadynamics法
更新歴 †
2016.03.23 †
STATE 5.6.0a
- vdW-DF法のメモリ効率を改善しました。
比較的大きな系にもvdW-DF法が適用可能になりました。
2015.10.26 †
STATE 5.6.0
2015.05.11 †
STATE 5.5.4
- 自己無撞着なvdW-DF法が実装されました。
van der Waals系のSCF計算、構造最適化、分子動力学などが可能になりました。