chkinpf †chkinpf (CHecK INPut File) はSTATEの入力ファイルの最小限のチェックを実行するフォートランのプログラムです。原子構造をXSF形式あるいはXYZ形式で出力することで入力ファイルに記述された構造を可視化して確認することができます。 実行方法 †コマンドサーチパスにSTATEのutility/binディレクトリを追加し、以下を実行します。 $ chkinpf [input_file] ここで[input_file]はSTATEの入力ファイルです。従来の固定フォーマットに加えて、最近のフリーフォーマットの入力形式にも対応しています。デフォルトではXSF形式のファイルを出力しますが、XYZ形式のファイルを出力したい場合は $ chkinpf --xyz を実行します。それ以外にも原子位置をSTATE形式のカーテシアン座標を出力したい場合 $ chkinpf --cps を実行するとcpsというファイルが作成されますし、格子ベクトルを単位とした原子位置をSTATE形式で出力したい場合 $ chkinpf --pos を実行するとposというファイルが作成されます。 他にも様々なオプションがありますが、そのリストを表示するためには以下を実行します。 $ chkinpf -h |