* ビルド/インストール [#fe7fee8c] ここではQuantum-ESPRESSO 6.2をLinuxベースの一般的なコンピューター上でビルドするものとします。 #Contents ** 準備 [#y555b756] まずホームディレクトリ(任意です)で以下のようにソース用、擬ポテンシャル用、計算用ディレクトリを作りましょう。 $ mkdir -p QE/src $ mkdir -p QE/pseudo $ mkdir -p QE/out ** ダウンロード [#wc47f3b6] ソース用ディレクトリ(src)でqe-6.2.1 を[[gitlab>https://gitlab.com/QEF/q-e/tags]]より以下のようにダウンロードして下さい。 wget https://gitlab.com/QEF/q-e/-/archive/qe-6.2.1/q-e-qe-6.2.1.tar.gz ** コンフィギュレーション [#j077e471] ダウンロードしたファイルを展開します。 $ gzip -dc q-e-qe-6.2.1.tar.gz | tar xf - ここでは簡単のために展開したファイルの名前を変えておきます。 $ mv q-e-qe-6.2.1 qe-6.2.1 ** ビルド [#n2274024] 通常、qe-6.2.1ディレクトリで $ ./configure を実行し、make.incというファイルをシステムに合わせて編集します。あるいは以下のようにオプションを指定してconfigureを実行します。 $ MPIF90=mpiifort DFLAGS='-D__OPENMP -D__FFTW3 -D__MPI -D__SCALAPACK' FFT_LIBS=-lfftw3 SCALAPACK_LIBS='-lmkl_scalapack_lp64 -lmkl_blacs_intelmpi_lp64' ./configure --enable-openmp configureが問題無く実行できた場合、さらにmakeを実行します。 $ make pw これでpw.xがビルドできます。 それ以外のビルド可能なプログラムは引数無しでmakeを実行することで表示されます。 $ make 私はpwとpp、またphを利用することが多いので、以下を実行します。 make pw ph pp ** 環境設定 [#r6dc9232] QEに含まれるユーティリティーを利用するために~/.bashrcのコマンドサーチパスを修正します。 PATH=${PATH}:${HOME}/QE/src/qe-6.2.1/bin:${HOME}/QE/src/qe-6.6/PW/tools PATH=${PATH}:${HOME}/QE/src/qe-6.2.1/bin:${HOME}/QE/src/qe-6.2.1/PW/tools **プラットフォーム別のビルド方法 [#oae603f0] - [[Smith>QE_tutorial/install_smith]]@Morikawa group - [[Sb100>QE_tutorial/install_sb100]]@Morikawa group - [[SQUID>QE_tutorial/install_squid]]@Cybermedia Center, Osaka University - [[Laurel>QE_tutorial/install_laurel]]@IIMC, Kyoto University - [[Ohtaka>QE_tutorial/install_ohtaka]]@ISSP - [[Mac>QE_tutorial/install_mac]]