ソースコードを以下のように展開します。
gzip -c state-5.6.5.tgz | tar xf -
あるいは
tar zxf state-5.6.5.tgz
を実行するとstate-5.6.5というディレクトリが生成され、その下に
README arch/ build/ src/ util/
が展開されます。次にパッチを当てます。state-5.6.3以下に最新のパッチ(例えばstate-5.6.5-20190322.patch)をコピーし、
patch -p1 < state-5.6.5-20190322.patch
を実行します。 次にsrc/に移動し../arch/以下にあるmake.arch.*をmake.archにコピーあるいはシンボリックリンクを作成します。
smithの場合
ln -s ../arch/make.arch.intel_smith make.arch
を実行します。
itoの場合
ln -s ../arch/make.arch.intel_ito make.arch
を実行します。(5.6.3にはito用のmake.archは含まれていません) ito上では
module load intel/2018.3
を実行するか、あるいは.bashrcに上記のコマンドを追加します(export LANG=Cも追加しておくと良いかもしれません)。
他の環境でも同様にsrc以下でmake.archを作成し適切なコンパイラ、ライブラリ等を指定します。
最後に
make
を実行することでSTATEをビルドすることができます。
MKLライブラリの指定方法は以下のページから調べることも可能。
Intel Math Kernel Library Link Line Adviser