電荷密度の解析に有用なプログラム。
Gaussian cube ファイルとVASP CHGCARファイルの読み込みが可能。
但しユニットセルは直交系(cubic、tetragonal、orthorhombic)しかサポートされていない。
CVSバージョンでは一般のユニットセルの実装が開始されている。
VASPファイルに関して、原子座標はCartesianは実装されておらず、Directのみのサポートである。
なお、水素などの軽元素はpseudopotentialを使用しているため、正しい電荷を与えないことがあるので解析の結果の解釈には注意が必要である。当然、FLAPWやPAW等の全電子計算で得られた電荷を使用すればそのような問題は生じない。
参考文献
G. Henkelman, A. Arnaldsson, and H. Jonsson, A fast and robust algorithm for Bader decomposition of charge density, Comput. Mater. Sci. 36 254-360 (2006).