CO/Cu(110)界面 †はじめに †ここではCu(110)に吸着したCO分子の調和振動数のfinite difference(frozen phono)法計算方法を記述します。 CO分子に加えてCOに結合したCu原子の変位も考慮します。 COと表面第1層、第2層のCu原子は事前に最適化されており、その構造を用いて作成された入力ファイルは以下です。 基本となる入力ファイル †
振動解析 †振動解析を実行するためには、dynamical matrixの計算に必要な、原子に微小変位を与えた時、原子にかかる力の計算を行います。 TASK VIB それに加えてnfvibrate.dataというファイルを準備する必要があります。
nfvibrate.dataが存在しない場合、STATEはすべての原子を変位させると仮定してnfvibrate.dataを生成して振動解析を実行します。 &VIBRATION ATOM 1-3 &END この例では原子1から3のみを変位することを指示しています。 現在、変位する原子を制限する方法はこれだけですので、このオプションを使用したい場合、特に変位させたい原子位置が離ればなれになっている場合には、入力ファイルの原子位置の順番を変えると良いでしょう。 入力ファイル †COとCuの三つの原子の変位を考慮して振動計算を行う場合の入力ファイルは以下のようになります。
リスタート †スーパーコンピュータ等、実行時間に制限がある場合、振動計算(原子変位を与える計算)がすべて完了しない場合があります。 その場合には以下のキーワードを指定すると良いでしょう。 RESTART あるいは TASK RESTART_VIB を使用しても良いでしょう。 再計算を行う際、nfforce.dataが存在すると計算された原子変位と原子にかかる力が追加されます。nfforce.dataが正しく継続して書き込まれているか注意深く確認して計算を進めて下さい(また計算をスクラッチから開始するときにnfforce.dataがワーキングディレクトリに存在しないことを確認しておきましょう)。 GiFによる振動数の計算 †考慮したい原子変位を与えた計算が全て終了したら振動数の計算が可能になります。 振動解析にはgifというプログラムと''nfforce.data``を以下のように利用します。 gif -f nfforce.data |